学習ということ

昨年、慶應義塾大学名誉教授で社会学博士の
井関利明先生の講義を受ける機会がありました。

問題解決と新しい価値創造をテーマとした講義の中で、
「学習とは、人の価値観と行動パターンを変えることであり、
これは人間が生きていることの証」
という話が印象的でした。

「生涯学習」という言葉がありますが、本来の定義は
『「自発的に」「自分にふさわしい方法で」「学びたい時に」

「年齢に関係なく」行う学習で、
新しい知識を学ぶことで自己を啓発し、豊かな人生を送ること』
です。
何も、ペン習字や医療事務等だけが生涯学習ではないということですね。

人がより良くなるなるためには
慣れ親しんだ「望ましくない行動パターン」を捨て去り、
新しい「望ましい行動パターン」を身につける必要があります。
つまり、より良く生きていくということ自体が「学習」なのです。
ダイエットをしてより良い体形を維持しようとすることも、
感情的にならず、より良い母親になろうとすることも
みな「学習」なのです。

そうすると、私のようなパーソナルコーチは
「生涯学習のコーチ」と言えるかもしれません。