引き続き「結婚生活を成功させる七つの原則」より、
関係性の4つの毒素、今回は「自己弁護」のお話。
「非難」や「侮辱」の言葉を投げかけられると、人間「自己弁護」に走りたくなるものです。
<例1>
妻「休みの日はいつも家でゴロゴロしてばかりで、
子どもを外に連れて行くとか全然しないじゃない?
お父さんなんて(家に)いたって意味ないよね?」
夫「いつもってわけじゃないよ」(自己弁護)
<例2>
営業担当A
「(資料)まだできていなんですか?明日クライアントに出さなきゃいけないんですよ!
いいですよね。
自分はクーラーの聞いたオフィスでパソコンに向かっていればいいんだから。
客先で頭を下げるこっちの身にもなってくださいよ。」(侮辱)
バックオフィス担当B
「私はこの仕事だけをやっているわけではないんだ。
あなたがもっと作業時間を見積もって前もって依頼してくれたら
もっと早くできていたよ!」(自己防衛)
ただ、自己弁護をしたからと言って、相手が自分の過ちに気がつくとか素直に謝るといったことは、あまり期待できません。
むしろ、相手を責めることになり「問題は私にあるのではなく、あなたにある」というメッセージになります。
そして、また「非難」→「侮辱」→「自己弁護」→「非難」→「侮辱」→「自己弁護」というループに入っていきます。
上記の会話例は私が本書を解釈し、作ったものです。(企業向けにアレンジしています。)
本書には夫婦の会話例が多数記載されています。