今日、あるメールに案内されていたサイトをクリックしたところ
そのページの一部に、私のHP(このサイトの1つ前のHP)に掲載していた
コーチングに関する説明文がそっくりそのまま使われていることに気がつきました。
何故それがすぐにわかったかというと、
自分でもずいぶん苦労して作文した記憶があるからです。
盗作や無断引用の話は知人から聞いたことはありますが
自分の身に起こったのは初めてで、気づいた瞬間は心臓がバクバクいって
「ドキドキしてる~!」と慌てて口に出して
次のコーチングセッションのために一時退避を行うくらいでした。
さて、今回、一番頭を抱えてしまったのが、
相手が知人であることです。
恐らくとても近い間柄なら直接連絡を取ったと思います。
(まあ、近い間柄なら、私の文章を無断引用なんてしないと思いますが。)
しかし「同じ業界でこれからも顔をあわせるに違いない」ぐらいの距離なので
(現に近々言葉は交わすことになりそうです)
いきなりこの件だけで連絡するのもどうかと思いました。
それに、彼女にもきっと良心があり、無断引用したことに罪悪感を抱いているに違いないという
願いにも似た思い込みもありました。
そして「私達はコーチとしてこれからどういう関係性でありたいのか」
という視点に立ったときに
「わかりやすい説明で多くの人にコーチングを届けること」が大切であり
それに比べると目の前の無断引用という問題は大したことではないと思えるようになったのです。
以上はシステムコーチングの「協働関係を築くコーチング」を応用して
セルフコーチングした結果、導かれた結論なのですが
「私たち」という視点に立ったときに、
目の前の問題と私たちのミッションの大きさの対比がはっきりしてきたんですね。
そして、今回の件で、彼女の弱さ(弱点というよりも強いところばかりではない部分)
を知った気がしています。
所詮、彼女もコーチである以前に1人の人間であるということ。
失敗だってするということ。
やってはいけないことをやってしまったということから学べる人であると思っています。
彼女へ。
もしも、これを読んだら、ここからあなたなりの学びを深めていただければ嬉しいです。
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