地震の時、側にいてあげられなかったから仕事を辞めようか悩み中

 

今回の大震災で、自分にとって何が大切か、はっきりしたという方も少なくないと思います。

 

人生をどう生きるのか、

自分は何のために生きるのか、

そんな問いを持ち続けている方もいらっしゃると思います。

 

そんな中で、

 

タイトルのようなお悩みを

小さなお子さんをお持ちのワーキングマザーの方がつぶやいていらっしゃるのを

何回も目にしました。

 

そのように思うのは無理もないと思います。

多くのワーキングマザー、ファザーの心の中を

同じような想いがよぎったことと思います。

 

本当に、心の底から

「何よりも、どんな非常時でもすぐに駆けつけ、側に自分がいることが最優先。

そのために他のどんな犠牲もいとわない。

このことが自分にとって一番大切。」

そう思うのなら、心の声の通り、お仕事を辞められて

子どもの側にすぐ駆けつけることができる、

そんな生活を選択をされたらいいと思います。

 

ただ、

 

ある一つの価値観が正論を声高に叫んで他の価値観を抑えつけようとする

 

これって、実はコーチングで時々扱うパターンだったりします。

 

人が持っている価値観は1つじゃありません。

AもBもCもあればDもある。

人には言えないけどEやFな自分もいる。

自分でも気がついていないGな自分もいたりする。

 

人ってそれ自身がとても多様性を持っているのです。

 

なので、

 

今、感情面でもストレス的にも平常とはいえないこの時期に

安易に1つの価値観の声だけを信じて、もやもやしたまま

えいっ!と決断しないで欲しいなと思います。

 

自分のコア(中心)の部分が、正常なエネルギーを回復するまで

ちょっとその問いを持ち続けておいてもいいと思います。

 

そして、

地震の時にすぐに駆けつけることができなかった自分を

どうかもうこれ以上責めないで欲しいと思います。

 

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コメント: 2
  • #1

    kko (木曜日, 31 3月 2011 23:33)

    タイムリーな話題!
    先日、その昔ワーキングマザーだったうちの母も、「今回のような地震があったら、それが遠距離勤務の頃だったら、仕事を辞めていたかもしれない」と言いました。
    私は思わず、「ばっかだなぁ、あなたの娘はそんなにヤワじゃないよ。子どもは子どもなりに、赤ん坊の頃からひとり外で闘ってきてるんだからね、鍛え方が違うって」と言いました。
    母は「離れていても子どもを護る」ために色々なことをしてくれていました。側にはいなくても、それらがいつも私を護っていてくれました。側にいることだけが全てではないと思います。

    お母さん自身の「想い」ももちろん大切ですが、「この子はどうかな?」って、お子さん自身にも、目を向けてあげて欲しいなーと思います。

    母がワーキングマザーで良かったこと、悪かったこと、もちろんどちらもあります。
    でも、母が第一線で仕事をし続けていてくれたこと、私にとってもかけがえのない財産だと思っています。

    もちろん、これは「我が家の結果」に過ぎませんけれども。

  • #2

    karikacoaching (金曜日, 01 4月 2011 22:23)

    kkoさん、コメントありがとうございます!

    kkoさんのお母様に対する感謝と誇りに思うお気持ちが伝わってきました。

    と同時に、
    「相手を必要以上に弱いものとして扱わない」
    この視点を思い出させていただき、
    はっと目の覚める想いがしました。

    「親の背中を見て子は育つ」と言いますが、
    変に縮こまることもなければ背伸びもしない、
    自分らしい背中でいられたらいいですね。